九州最南端の県庁所在地でのお目覚めです。
今日の目玉は、ずばり「海水浴」と「地鶏」と「高千穂峡」です。
おぉ!
なんと食い物ネタが1/3しかないではないですか。
しかも運転以外の体力勝負系イベントも入ってます。
運転はじゃこに押しつけることができても、海水浴ではそれができません!
今度はどんな手段でこのピンチを切り抜けるのか!?
今日の宿泊地は阿蘇です。さぁ張り切って行きましょう!
前日までの疲れがガンガンに残っままですが、朝起きてまずやることは、と。
はい、宿の予約ですw
ぴこぴことトクーにアクセスして、お目当ての宿を検索しますが…。
「ぬぉ~!満室になってる!!」
「え!?本当?」
やられました。
予約しようとしたのは別府の「瑞光寺大谷会館」。
そう、寺です。
当然(?)安いです。
しかもかなりの激安でした。
が「寺」なので、そんなに人気があるわけがないと侮っておりました。
昨日までは結構空室があったので、前日割引になった瞬間(おそらく0時過ぎすぐ)に予約がガンガン入ったと思われます。
恐るべし、前日予約er!
諦めてさっさと次の宿を選んで予約します。
残念ながら温泉街の近くではなくなってしまいますが、逆に関アジ関サバの店のすぐ近くです。
こちらも寺と並んで最終選考まで残っていた宿なので安さ抜群ですので問題ありません。
さぁ今日も地獄の皇帝、じゃなかった、行程です。
用意をしたらとっとと出発です。
が、この日はなかなかの好天で、昨日あまりよく見えなかった桜島がばっちりくっきりよく見えます。
朝食は前日に「ベッカライダンケン」で購入しておいたパンなのですが、せっかくなので堤防近くに車を止めて、潮風の中でいただくことにします。
さわやかな朝日につつまれて、なんてつもりでしたが…。
「暑すぎ!」
それなりに早起きしたはずですが、すでに日差しは刺すように熱く、みんなで堤防のわずかな影に隠れるようにしてもしゃもしゃパンを食べました。
暑い日にパン!
いまいちっぽいですが、うまかったです!
さすがドイツっぽい名前の店だけあります(なんだそれ)。
おいしそうなパン屋では大量に、かつ、山パンも買うのが最近の我が家のお決まりです。
たいてい本当においしいので、山パンもがっつり食べてしまうのですが、残った時はパン大好き星人の③号の保存食になるわけです。
食い終わったらさぁ出発です。
何しろETCの通勤割引のためには9時までに高速道路に入らなければなりません。
走行距離だけなら下道で宮崎に入る方が短いのですが、やはり時間が惜しいので遠回りでも高速を使うことにします。
う~ん、リッチ!
優しいじゃっくが今日は運転です。
昨日一日運転させて、今日もまた、なんてことをするはずがありません。
「後半(海水浴の後)は任せたよ!」
我ながらやっぱり腹黒いです!
すいすい高速を走ります。
昨日はガス欠との勝負でひやひやしながら走りましたが、今日はうって変わって気持ちよいドライブです。
がしかし、優雅な時間はすぐに終わりです。
「ねぇ!もうすぐ高速100km過ぎちゃうんじゃない?」
ぬぉ!そうでした。
通勤割引で半額狙いなので100kmまでに降りなければなりません。
宮崎に入ったあたりの山ん中のICでいったん出ます。
料金所出てすぐUターンして再突入です。
あ~セコいw
いやいや、食いもんにすべてをかけるためには他のところは締めて締めて締めまくるのです~!
さて、引き続き高速を走っていくとだんだん景色が開けてきます。
宮崎空港の近くのICを降りて、海水浴場に向かいます。
いくつか海水浴場を検討した結果、昼食の地鶏が捨てきれず宮崎市より南に少し行った青島ビーチに行くことにします。
できれば次の目的地である高千穂の方向だとよかったのですが、仕方ありません。
どんな不都合も食いものの前では考慮されないも同然ですから。
高速を降りてからは「宮崎南バイパス」とかいう、リゾート気分が満喫できる気持のよいドライブウェイを走ります。
宮崎と言えば、ソテツ!じゃなかったヤシの木!
まっすぐ伸びたバイパスの中央分離帯にヤシの木が一定間隔で植えられており、かなり遠くからでも見渡すことができ気分「だけ」はセレブになれます。
結構距離を走ってようやく海水浴場に到着です、と、思ったらビーチに隣接した幼児向け遊園地でしたw
しかもヤバイことに入場無料。
こんなのがちびどもにばれたら海水浴どころではありません!
適当にごまかして少し先の本当のビーチに移動します。
車を止める場所を探しますが、すぐに運よくビーチ真ん前のしかも屋根付き駐車場に入れることができました。
客引きのおばちゃんに、
「駐車場代500円だけど、うちで2000円分買い物してくれたらタダだよ!」
と土産店に引きずり込まれそうになりますが、1500円もドブに捨てるつもりは毛頭ありません。
「いや、いいっす!」
とそっけなく振り切って海水浴の用意を始めましたが、その後かなり態度が冷たかったのは言うまでもありません。
まぁ土産屋さん喜ばせるために来たわけではないので、さらっと流すことにします。
海パンはいて~水中メガネかけて~浮き輪持って~、おらおら準備完了、いざ出陣です。
が、この日の行程が特にキツいことがわかっていましたので、ちゃぽんと海に入ってソッコー帰ってくるぐらいのつもりで出発です。
土産屋通りを抜けると青い海、白い砂浜が広がります。
正面には海水浴場の名前の由来である「青島」と「鬼の洗濯板(洗濯板のようなごつごつとした平たい岩場)」も見えます。
一人着替えに行ったじゃこをほかってちびどもと砂浜に駆けだしますが…。
びゅ~~~~!
:
:
視覚的には最高!なんですが皮膚感覚的には、ちょっと風が強すぎて寒いです。
まだお昼までには時間がありますので、これからもうちょっと暖かくなるに違いないと言い聞かせて基地確保を開始します。
ビーチには無数のパラソルが設置されており、①号などは「あれにしよ~!」と無思慮に走っていきますが、そんなもんにお金を払うわけがありません。
「うちはココだ!」
我が家のレジャーシートが設置されたのは、監視員台(よくある鉄パイプの高椅子ではなく、ちょっとしたやぐらみたいなもの)の裏!
多少の風よけ、日よけになりそうです。
待つこと暫くして、じゃこが合流しましたが、待ち切れずガキども4人(w)は南国の海にどぼんです。
私はこれまで海とかマリンスポーツにはとんと興味がなく、海外も行ったことがないので、知っている一番きれいな海は「若狭」でした。
その私からすると、この「青島ビーチ」は、むちゃくちゃきれいなんです~!
いや、真白というほど砂は白くないし、青い海というほど水が澄んでいるわけでもないですが、砂が細かくほんとに遠浅で気持ちがいいです。
そんなビーチで我が家のちびどもが気に入ったことと言えば…。
①号 浮き輪で海を泳ぐ(うんうん、子供らしい)
②号 砂浜で寝転んで砂に埋めてもらう(お約束通り、でっかいおっ○いを作ってやりました)
③号 貝殻集め(年ごろの女の子かよ)
みんなでばらばらになるので収拾がつきません!
それでも、それぞれがそれなりに堪能(満足するほど滞在はできませんでしたが)したところで撤退です。
とっととコイン洗車、じゃなくて、コインシャワーで海水を洗い流して車に移動です。
おおっと、シャワーを浴びてから着替えがないことに気がつきましたw
仕方ありません、土産屋通りをすっぽんぽんでダッシュです。
いや、ちびだけですよ、3人w
幸いまだ夏休みにも入ったばかりで海水浴客も少なく、土産屋も半分以上閉まっていましたのであまり人と会わなかったのですが、ふりち○の②号③号がギャル4人組に「キャーキャー」言われてました。
ち、ポークビッツのくせに、羨ましい奴らめ。
勝手に裸にしておいて本当にひどい親です!
かき氷屋やらたこ焼き屋やら、誘惑を振り切って(ふり○んでそんなものを食べる絵は想像できないが)駐車場に到着です。
ちびどもを車に押し込んで中で着替えさせ、私も車の後ろでさくっと着替えます。
この時、車に積んだ荷物を整理するために、ベビーカーを下したのですがこれが後々(名古屋に着いてから)大問題となったのでした。(~後日談編~を参照、ってほんとに書くのか!?)
結局3時間ほど遊んでしまい、とっくに昼時を過ぎてしまいました。
なかなか予定通りには進まないものです。
なんとか昼食に「地鶏」が食べたいのですが、時間的にはきびしそうです。
半ば諦めながらも、一路宮崎市中心部に向かいます。
ちびどもには朝の残りのパンを与え、食いつながせます。
事前に目星をつけていた、数少ない昼営業している「地鶏炭火焼き」の店に到着したのはオーダーストップ5分後でした。
これぐらいの時間なら、口八丁手八丁でなんとかいける!
とばかりに、車を道路にほかって(じゃこに任せて)店の入り口に突撃します。
「もう終わっちゃってます!?」
「えぇ、すみません、ラストオーダー終わっちゃってます。」
「そこをなんとか!はるばる楽しみに来たんです~。持ち帰りでもいいんで!」
「う~ん、ちょっと待っててください、聞いてきます。」
おし!いける!
しばらくすると先ほどの店員が戻ってきて、
「持ち帰りなら大丈夫ですよ、どうします?」
「バリおっけーです!炭火焼き2人前お願いします!」
うしゃ~、めでたくゲットです。
ここが無理だったら、ほか弁でチキナン(チキン南蛮)しかないかと諦めかけていましたがラッキーでした。
近くの公園脇に車を止めて、あつあつの地鶏炭火焼きを頂きます。
包みを広げると、よくスーパーで見る安っぽい総菜パックがでてきます。
中は、これまた家庭でよくお世話になるアルミホイルです。
むむむ、なんだか見た目的には、ちょっとしょぼしょぼです。
まぁ、所詮鶏だからなのか。
で、最後のアルミホイルを開いて、のけぞりました。
「黒っ!!!」
そうなんです、地鶏炭火焼きって「真っ黒」なんです。
「炭火焼き」というより「炭まるけの焼き鳥」と言った方が合っているような。
これはそそりません!
パッと見、食い物と分類できないというか…。
が、食います。
うまいです。
堅いです。(でも名古屋の宮崎地鶏の店で食べた炭火焼きの方がもっと硬かった)
ちびどもも先ほどパンを食べたことを忘れたかのように食いまくります。
2パックを瞬殺し、一息ついたらさぁ出発です。
遅れを取り戻すのは無理でも、なんとか宿に到着しなければなりません。
いや、チェックインが時間に間に合わなくても、今日の宿ではコースディナーが待っているのでそれには間に合わせなければなりません。
がしかし、ここからは高速道路がないのでひたすら下道を走るしかありません。(じゃこが)
海水浴の疲れとお腹が満たされたことで、ちびどもはあっという間に昇天です。
水遊びなぞにうつつをぬかして危うく「地鶏」を食い損ねるという、我が家の旅行にあるまじき失態を犯しそうになった一家。
この日の行程はまだ半分もこなしていないというのに時刻はすでに2時半!
やばいぞ、じゃこ!
急ぐんだ、じゃこ!!
フレンチ食えなくてもいいのか、じゃこ!!!
これまでで最大の危機を迎えた一行。
果たして無事晩飯にありつけるのか!?
次回、4日目後編をお楽しみに!
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